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外天楼

それ町の石黒正数による連作短編集?という趣の新作。

メフィストに載った漫画を集めたものらしく、
味わいとしてはお得意のミステリものにSFを加えた感じ。

2008年から11年まで、期間的にはバラバラに書かれているし、
最初と最後ではかなり印象が違っているという点から考えて、
全体の構成は後付で作ったものと思われるのだが、
その割にはよく考えたなあという、凝った作りになっている。

まず第1話だが、SF感は全くなく普通の日常ミステリ。
お兄ちゃんのことなんか(略でこんなネタあったっけな…
エロ本だけでよくこんな話がかけますな。
ちょっとコメディタッチだが、さすがという面白さ。

第2話はメタ構成のミステリというか。こった構成。
宇宙刑事というバカバカしい設定でミステリをやろうという、
そのバカミス精神やよし!こういうノリは大好きだ。

第3話は完全なSFでロボット社会もの。
第4話は密室殺人のパロディでこれまたバカミス。
この2つもなかかかの佳作で。それぞれ面白い趣向。

ここまでが2008年と2009年に書かれているのだが、
それぞれの話にほとんど関連性は無い感じなので、
恐らくはこれを連作とする気はなかったのだと思う。

次の第5話からは、今までのものを連作にするため、
さまざまに話を繋げていこうという流れが見えてくる。
第4話で登場した桜庭と山上のデコボコ刑事を中心に、
徐々にシリアスな方向に話はシフトしていく。

第5話はダイイングメッセージのパロディ。
刑事と容疑者でコントをやっているような感じで、
かなりバカバカしく面白い。漫画らしいバカミス。

第6話以降はこの事件全体の謎解きをやりつつ
上手く1話から4話の話を伏線として絡めていく。
やや強引と思える部分も無くはないものの、
最初は予定されていなかったものと考えると
かなり上手くまとめたと言えるのではないか。

ミステリ、SF好きにはおすすめの一冊。
特にバカミス好きは読んで損はない。

外天楼 (KCデラックス)外天楼 (KCデラックス)
(2011/10/21)
石黒 正数

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